Reality Captureを使うためには?
フォトグラメトリーソフトウェアのReality Captureは誰でもダウンロードをし使うことが可能ですが、アカウントの取得が必要となります。
ライセンス形態も複数ありますので、説明と、アカウントの作り方の説明を記載していきます。
ライセンス形態について
まず、ライセンスについてです。
https://www.capturingreality.com/realitycapture

ホームページに記載されていませんが、3つのライセンス形態がございます。
教育機関などで使用することができるアカデミックライセンスです。こちらは申請が必要となりますが、無償で取得することが可能です。教育関係の方は活用されるのが良いと思います。
PPIライセンス
まず1つ目がPPIライセンスと呼ばれるものです。PPIは Pay Per Input の略でフォトグラメトリーで使う写真の枚数、解像度により費用が決まります。
例えば、16Mpxの96枚の画像を処理して、objファイルなどに書き出した場合、0.96USDとなります。

https://www.capturingreality.com/RealityCapture-PPI
上記のURLからPPIのコスト試算が可能です。FacTrans Basicでは大抵の場合、96枚撮れば3Dモデルが出来ますので、1モデル出力で0.96USD(384 PPIクレジット)となります。
モデルを出力しない場合はこの費用は発生しませんので、何回失敗しても心配はありません。
PPIライセンスは3,500クレジット、8,000クレジットなど選択が可能です。
3,500クレジットの場合は 1クレジット当たり 0.0028USD
8,000クレジットの場合は1クレジット当たり 0.0025USDと多く買ったほうがお得です。
大量に出力をしない場合は、PPIライセンスでも十分かと思います。
ENTERPRISEライセンス
エンタープライズライセンスは永久ライセンスになります。いわゆる買い切り版です。
今後、たくさん使っていくであろう場合は、こちらのほうがお得になります。
他にも、PPIライセンスの場合はインターネットに接続していないと処理できない制限がございますが、買い切り版ではオフラインで処理可能ですので、ビジネス用途であれば十分メリットが有るのではないかと思います。
Arcana製作所でもFacTrans seriesとセットで販売することが可能です。直接購入されるよりお得だと思いますので、お問い合わせください。
Academicライセンス
アカデミックライセンスは名前の通りですが、教育機関で使用することができるライセンスです。申請は必要となりますが、無償で使用することが可能です!
教育機関で導入される場合は、こちらのライセンスを取得するのが良いと思います。
アカウントの取得方法
説明をした3つのライセンス形態ですが、いずれもアカウントが必要となります。現在は新規のアカウント作成はEPIC GAMESのアカウントのみになります。CapturingRealityのライセンスまたは、EPIC GAMESのアカウントをすでにお持ちの場合この作業は不要です。
まずは、CapturringRealityのホームページにアクセスします。
https://www.capturingreality.com/

画面上部のLog Inをクリックします。

続いてこの画面が出てきますので、Registerをクリックします。

続いて、この画面が出てきますので、どの方法かを選択します。会社などで使用する場合、個人のgoogleアカウントやFacebookなどと紐づける訳にはいかないと思いますので、Eメールでサインアップが良いかと思います。
Eメールを選択した場合

生年月日を求められます(この項目は最近追加されました)代表者の方の生年月日で良いと思いますので、入力し続けるをクリックします。

それぞれ入力をし、パスワードの下の同意にチェックを入れ、続けるをクリックします。

この画面になります。先程、入力したメールアドレスに以下のメールが届きますので、書かれた数字を入力して、メールアドレスの認証をクリックしてください。

迷惑メールフォルダに入ってしまうことがあるので、2-3分して届かない場合は迷惑メールフォルダをチェックしてみてください。
これでアカウントの作成は完了です。

赤丸の部分に入力したディスプレイネイムが出ていると思います。
クリックしますと、プライバシーポリシーのメッセージが出ますので、チェックしてください。
これは1度だけ表示されます。

My RealityのページでPPIライセンスの購入が可能です。Buyをクリックすると購入できます。
購入方法は別の記事にしようと思います。
永久ライセンスを購入される場合も作成されたアカウントに紐づけることになります。
Sketchfabとの連携
2022/11/24のアップデートでPPIライセンスを消費せず、Sketchfabにデータをアップロードすることができるようになりました。
ポリゴン数などに制限はありますが、費用が発生せず共有やデータのダウンロードが可能となっていますので、活用するのが良いと思います。
お問い合わせ
Arcana製作所では、Reality CaptureのライセンスをFacTrans seriesの3Dスキャナーとセットで販売することが可能です。
もちろん、永久ライセンス単体での販売も可能です。是非お気軽にお問い合わせくださいませ。